小劇場役者の現状

昨日、トップのようなツイートをしました。
思いついたような感じで書いてますが、ずーっと思ってた事。

俺がこの界隈を語るのにはまだ早いのは重々承知してるけど、
多くの小劇場役者は、収入の殆どを舞台活動とは一切関係のないバイトから得ていると思う。

少なくとも俺の知り合いの殆どはそう。

好きな事をする為に、好きじゃない事をしてお金を稼ぐ。
本当は好きな事で稼ぎたい、好きな事だけで生きていきたいのに、それが出来ないから仕方なくバイトをしている。

それが現状です。
とても残念。

なんで稼げないのか

簡単に言うと、Twitterにも書いたこの2つ。

① 稽古期間(収入無)と本番期間(収入有)のバランスの悪さ
② 本番期間が短いにも関わらず、本番期間の収入(チケット)に殆ど依存している事

ざっくりですけど、これが本質です。

これ以外にも沢山ありますけどね。
ただそういう所は後から詰めていけばいい。

大問題がこの2つ。
よーく、覚えといてください。

①収入期間と無収入期間のバランスの悪さ

まずは無収入期間

言わずもがなですが、1公演の準備は企画段階から入ると数ヶ月です。
大きな公演になれば、数年前から。

ただここでは一旦役者だけに的を絞るので、稽古期間。約2~3ヶ月としましょう。


そして収入期間

大体小劇場ってのは、3~5日間しか公演を行いません。
主に集客の問題ですね。これも改善の余地はありますが、おいておきます。

とにかく、3~5日なんです。

つまり舞台で食っていく為には、
この約4日間で、2〜3ヶ月分の収入を得ることが必須。

無茶ですよね。
2〜3ヶ月分の生活費はどう考えたって10万20万じゃありません。
それで、役者を10人使えばそのまま10倍稼ぐ必要があります。


バランスが悪いんです。


劇団四季・ブロードウェイミュージカルは365日公演を行っています。
ミュージカルという特殊な演目ですが、彼らにとって無収入期間は0。
すべてが収入期間。

極端な例ですが、小劇場でもある程度の模倣はできるはずです。

②チケット以外の収入源の少なさ

じゃあ、その無収入期間に劇団は何をしているのか。
稽古ですよね。
ひたすら稽古です。
それ以外はあまりしていません。

どれだけ多くのお客さんを、当日劇場に呼び込むか。
 ⇛どれだけ多くのチケット収入を得るか

これに注力をしています。
確かにそれはとても重要。一番重要と言っても過言ではありません。

ただ、4日間の収入期間の強化よりも、
その他2~3ヶ月間の無収入期間の強化の方が、絶対伸びしろあると思いませんか?
無収入期間の強化は、集客に繋がると思いませんか?

ファンクラブに入ったから、会報を読んでよりファンになった人。
グッズを買ったから、愛着が湧いてより好きになった人。
相乗効果だと思います。

③習慣・風習

そしてTwitterには書いてませんが、これが一番大きな理由。

習慣・風習・惰性・諦め

小劇場ってそういうもん、っていう考えですよね。
革新ってのは、そこからは生まれないんですよ。


先月旗揚げをしたコンキチは、新しい集団です。

関連記事:コンキチ・旗揚げ

我々は染まりません。
貪欲です。
お金にではありません。

舞台だけで生きていく事に。


ただそれでも難しい


とは言いつつも、現状は厳しく、難しい。
俺みたいなひよっこがすぐできる事なんて高が知れていて、
実現できるのであれば結局誰かがやってしまっているはず。 

出来ていないという事は、まだまだ難しいという事。

わかっています。
すぐに出来るなんて思っていません。

ただ、実直に、愚直に、目指して参ります。

なんで俺は稼がせたいのか。


そもそも、なんでそこまで執着しているかですよね笑

根本にあるのは、俺、役者が好きなんです。

高校から演劇を始めて、ずっと俺は役者が好きでした。
俺は舞台に立つのが嫌いです。恥ずかしいし、うまく動けないから。

だからそれ以来、徹底して“役者をどうきれいに見せるか”という裏方に従事してきました。
とても楽しいし、俺にはそれが合っていた。
役者が演技に集中する為ならばどんな雑用でもしたし、無茶もこなしてきた。

ただ、それは学生までの話。
学生を卒業すると役者は皆変わってしまう。

金を稼がなければいけないから。

お金がないから‥‥。
バイトに行かないといけないから‥‥。
本番期間まるまる休めるバイトを探さないと‥‥。


もっと演技に集中して欲しい。
もっと舞台での時間を長く過ごして欲しい。
もっと舞台上の演者として全力を尽くして欲しい。


だから、少しでも良いんです。
役者が稼げるような仕組みを俺は、作りたいんです。

未来はきっと明るい

言わずもがな、今世界は、日本は今までにないスピードで変化しています。
去年は驚いていた技術が、今年になるとありふれていたり。

そしてそのスピードはどんどん加速していくでしょう。

未来は、わからない。考えても、仕方ない。
ただ言えることは、未来は、きっと明るい!

今出来なくても良いんです。
どうせすぐに実現は無理です。

ただきっと、きっと、数年後には舞台が花咲かせる時代が来ます。
だから今から種を蒔くんです。

その時に乗り遅れないように。

コンキチ


ご存じない方も勿論いると思いますが、私はコンキチという舞台プロデュースユニットを主宰しております。

劇団ではありません。基地です。
既存の枠ではありません。

コンキチは、上に書いたような事を目指す場所です。
皆様の協力が必要です。

何が出来るかなんて我々も知りません。
ただ、少しでも共感頂けましたら、応援、ご協力、よろしくお願いいたします。



貪欲に、舞台で生きていきましょう。